えっと、まずは揺るぎない事実を1つ。
魚がいないところに投げても釣れません。
当たり前?当たり前だよね。そうだよね。じゃあ、これはどうだろ?
食い気のない魚もほとんど釣れません。
これはどう?管釣りで経験ない?一斉に魚の喰いが止まるみたいな経験したことない?
周り見渡しても、誰の竿も曲がってないみたいな状況。
そう、魚はわんさかいるのに、いても釣れない時が必ずあるんだよね。今日はこの2つを前提に置きながら話を展開していこうと思う。
真っ先に狙うポイント
で本題に入ろう。バスを狙う時にどこを狙うかって話だよね。
これはさ、バスプロとかも言ってるけど、まずは目立つストラクチャーからで間違いない。
倒木とかウィード、桟橋、杭、オーバーハングの下、沈み石、ロープ、流れ込み、葦、ブレイク、岬、ワンドなんでもいい。
目につく地形変化と障害物を片っ端から攻めてく。ストラクチャーが複合されてるとさらにいいし、よく観察しないと気づけないストラクチャーも竿抜けになる。
あ、あとね、ストラクチャーを狙う際に、他の場所とは違う場所(変化)というのをキーワードにしておくといい。
地質が岩盤から粘土に変わる所とか、ウィードエリアにあるマンメイドストラクチャー(人工物)とかさ。
杭がいっぱいある所だったら、折れてる杭を狙うとか、広大なウィードエリアだったら、そのエッジで風がまとまって当たってる場所とかもいいかもしれない。
バスに限らず、魚っていうのは変化が大好きなんだと思う。あとさ、経験上、言えることだけど
ゴミゴミしてて薄暗いポイントって釣りやすい。必要なのはストラクチャーとしての密度なんだと思う。
密度が高いと日差しとか急激な水温変化とか水の流れに対してガードが効く。バスってさ変化が好きなくせに急激な環境変化は嫌いだから。だから小さい倒木より大きな倒木の方がいいし、倒木1本より、そこにウィードとかブレイクとかが絡んでる方が絶対にいい。
複雑ででかいストラクチャーの方がたくさんの魚をストックしてる可能性が高いからね。
一つのストラクチャーで風の当たる所・当たらない所、浅い所・深い所、ゴミゴミしてる所・スカスカの所、光が入る所・暗い所、みたいに対比の要素があると素敵なのよね。
バスはその時の状況に合わせて少ない移動で快適な環境の方に体を移せるからね。
目ぼしいポイントが無かったら?
でもさ、そんなストラクチャーなかなか無いし、あったらみんな攻めるよね。
琵琶湖みたいな広大なウィードエリアとか、河口湖みたいな透明度が高くてストラクチャーの少ないとことか、どうするのって感じだよね。
目につく変化がない時は比較をするといい。他の場所より若干「濃い」「薄い」って感覚。
ウィードエリアの方がイメージしやすいかな?密集したウィードのすぐそばにあるポケットなんかがそう。
明暗がはっきりしてるっていうといいのかな?ブレイクもさ、他よりもキツイ場所を探すとか同じブレイクでも他より風や流れがある(あるいはない)場所を探すってイメージ。
自然界だから同じように見えてもそれぞれの場所で環境は違うから。
経験を積むということ
色々言ったけど、釣り場に着いたらさ、とりあえず目についたストラクチャー(変化と比較)を片っ端から狙おう。
で狙っていく中で気づきが生まれてくると思う。それはさ、
どんな時でも釣れるストラクチャーやカバーは存在しない。
って事実。例えばだけど、田舎にイオンが出来たらみんな行くじゃん?周り全部畑だと、イオンってめっちゃでかいストラクチャーになるわけよ。
これが「他とは違う場所」「変化」っていうもの。普通に考えて、絶対人いるって思うわけよ。
でもこれ、注意があってみんなが畑に行ってる時間はガラガラなのね。あるいはある程度賑わっているんだけど、全然売れてない時間とかもあるわけ。
おじーちゃん、おばーちゃん、ただ休憩でエアコンあたりに来てるみたいなさ。これがさ、最初にいった話なのよ。
めちゃくちゃ良く見えるストラクチャーでも何らかの影響で魚がストックされていないケースもあるし、魚がいても絶対量が少なかったり、やる気のある魚がいなかったり、誰かに釣られた後で魚がスプークしてる可能性もある。
だから俺ら釣り人はさ、次のポイントこそいい思いができるかもしれないって夢を抱きながら、どんどん場所移動しくわけ。
勿論さ、その釣り場に精通してて、このタイミングなら、ここに必ず魚がいるって確信が持てるなら一か所で粘るもありよ。食わせを考えるみたいなね。
けど、最初はとりあえずどんなポイントで出るかわからないから、経験を積むことを優先した方がいい。
この釣り場で、こういう時期、こういう時間、こういうタイミングで、このストラクチャーで反応があったっていう経験。
それがすごく大事。
で何らかの反応が得られたら、同じ要素を持つストラクチャーを探していけばいい。反応のあるポイントの類似性を推測するみないな感じかな?
それが釣りの面白さの一つでもあるしね。
最後に
前回の記事でも書いたけど、「よく見えるフライを使う」重要性がここでも出てくるのよね。
フライがよく見えてると、その周囲で魚がどういう反応してるか、確認しやすいのよ。フライに反応せず、むしろスプークして逃げたとしても、ここから得られる情報は多いよね。
今日はプレッシャーが高いから1級ポイントのすぐ近くにある小さなポイントを重点的に攻めてみようとか、ここに魚がいることはわかったから、次回は朝イチの一番いい時間にやってみようとかさ。
最後に、多分、ガチでバスフライフィッシングにハマりだすと、どのポイントを狙うかよりも「どういうタイミング(時間帯とか雨とか)で狙うか」が重要って気づいてくるはず。
フライはルアーみたいにすべてのレンジをカバーできないし、釣り方も多様じゃない。だからフライに反応しやすいタイミングを学ぶことが重要だと思うんだ。
どんなよさそうに見えるストラクチャーでも魚がいなきゃ釣れないし、魚がフライを追わない時間帯だってある。つらつら書いたけど
- 変化と比較
- ストラクチャーの密度
- 類似性
- 確認しながら釣りをして経験を積む
が今日のテーマかな。以上、今日も盛大な独り言でした。まったねー。
良ければ、こんなのどうぞ^^